2013-01-01から1年間の記事一覧

憲法学の長老を駆り立てるもの

この半年間、恩師の樋口陽一先生の積極的な活動に注視している。 専門知も持つ市民としての義務であるとされるが、 見習いたいと思う! 96条の会の代表を報ずる6月11日の新聞記事。 8月9日八重洲ブックセンターで開催された 『今「憲法改正」をどう考…

良寛上人遺墨集

これまた、思いがけなく 過日、昭和8年に発行された 百部限定の非売品『良寛上人遺墨集』を購入した。 外箱は痛んでいるが、本体は美品である。 蒐集されている遺墨も他の遺墨集よりも秀逸であると思う。 これが表紙。 私の好きな五言詩もあった。 對君君不…

鈴木翆軒の作品集

思いがけず、鈴木酔拳の非売品の作品集を入手した。 良寛の書にも惹かれて、書道に一大ブームを起こした書家である。 驚いたことに、短冊があった。 あしがきのくまどにたちてわぎもこが そでもしほほになきしぞもはめ 萬葉集 防人の歌と記されていた。

 集団妨害訴訟、意見陳述

集団妨害訴訟の控訴審、最終弁論をした。 森井真氏のそれが、感情の溢れるものであった。 戦争体験なしには、語れない。 その体験が再現される危機にある。 〈拍手もあった〉 しかるに、団長は法律論。 矢澤の意見陳述書も、ご覧頂きたい。 最終意見書 20…

集会妨害訴訟と公安警察の眼

今、我々が闘っている憲法訴訟。 集会妨害訴訟の控訴審の公判を前に、 今年の集会が開かれた 繰り替えされ続ける「監視」。 練馬劇場で、凝視する公安警察の諸君の写真。 madamada aru. Shoji YAZAWA

小杉放庵の水郷

6月19日、ごんと同じ日の夕刊 小杉放庵、未醒の水郷が取り上げられていた。 この前の日光の旅では、寄り損ねた日光にある記念美術館。 夏目漱石が評価していたとはつゆ知らず。 洋画でこのように卓絶していたとも知らなかった。 長岡洋学校(長岡高校)出…

ごんの気持ち

6月19日の朝日新聞に新美南吉の、ごんぎつねの作品のコメントが載っていた。童話作家にしては、悲惨な作品としか、感じられてならない、と私は思っていた。 銃口から細く出る硝煙を連想すると戦争話としか映らないのである。 しかし、私には、別の感慨も…

貴婦人と一角獣

今、ETVの日曜美術館の再放送を見ている。 貴婦人と一角獣のタピスリーを巡る話しである。 中世の宗教や愛が話されいる。 これが、これらのタピストリーのテーマであろうか。 私の唯一の望み、Mon seul desir 愛なのか。 私は違和感を覚える。 第6感は、正…

橋下市長の慰安婦発言

ある市民団体から、橋下徹弁護士の懲戒請求の連絡と意見照会がきた。慰安婦発言が、弁護士としての品格を欠くというのがその理由だ。 外国特派員協会での説明も、慰安婦制度の必要に固執した 大阪市議会の問責決議案は否決されたが、公明党は、慰安婦制度に…

、死刑制度の廃止に向けて、講演会のお知らせ

第二東京弁護士会人権委員会死刑制度廃止検討部会では 下記記載の内容で講演会を開きます。 鋭意、ご参加下さい。第二東京弁護士会,人権擁護委員会,死刑制度廃止検討委員会 講演会 Sur la situation de l'Europe après l'abolition de la guillotine 死刑…

相馬御風と大杉栄

なぜ、御風は糸魚川にいったのか。 隠遁であるとは思わないが。大逆事件,そして大杉栄 この二人のよしみ しかし、大逆事件は、二人の運命を分けた。金子善八郎『相馬御風』 −「還元録」の位相−を久しぶりに読む。 良寛理解には、不可欠ではないが この人の存…

尊厳死宣言公正証書の作成

終末期医療を巡る医師の殺人罪被疑事件 (川崎協同病院女医殺人事件)を担当して以来 このような事態を招かないために、 患者のみならず、この事態を回避するために 健全な者が精神状態にあるうちに、 尊厳死に係る意思宣言の必要性を感じてきた。 この度、は…

良寛の父親は、桂譽章

以前から気になっているが,まだ全く判然としないこと 桂尚樹『良寛と桂家』(新人物往来社』を読んでより 未だ、全く判然としていないこと 良案を理解するためには、出発点であり その人生の全体が通説とは異なるであろう。 学問的確信を抱く方々ご意見を求…

聖天院

高麗のある聖天院 思いもしない紋章があった。 菊の御紋だ。 韓国のあるお寺でも、台座に見たことがある。 中国の中原への漢民族の侵入 逃げのびる少数民族 その証だ。 www.bell.jp/pancho/travel/saitama/shodenin.htm ご意見ある方は、 E-mail:shojiyzw@cb…

天地(良寛書)

3月13日の朝日新聞 be evening 「天地」だ。 根津美術館 天地二大字 てんちにだいじ 良寛(りょうかん)筆 江戸時代 19世紀 紙本墨書 1幅 縦133.5cm 横51.0cm 秋山順一氏寄贈 なかなか、遺墨集でも見ない文字である。 記事にも記載されているとおり、 この書…

日和田山

大学時代の友人と 日和田山に登った。 この時期で、郷では26度。 山は、花粉と強風 しかし、楽しかった。 鼻をかんで苦しんでいた友もいた。 高麗神社を訪ねて。 強風で、予定していた電車が動かず 八高線で、東飯能 歩いて、飯能で、ビール 乾杯 !

「集会の自由」の憲法訴訟

公安警察による、蝟集と監視 隠し撮りビデオ撮影 私たちは、集会会場に向かう参加者に対する 公安警察による監視が憲法13条、21条に違反し また、警察法2条を逸脱していると主張してきた。 東京地裁の判決は、憲法の存在を無視していた。 この度、東京…

裁判官の人権感覚を疑う、「疑わしきは再審請求者の利益に」

過日、「再審と冤罪」のフォーラムで 福井事件を取り上げたばかり。 よもや 再審が取り消されるとは、思いもよらなかった。 再審決定の前提は、間違っている。 「無罪を言い渡すべき明らなもの」とは、 確定判決に対して、前川さんの無実の証明をしろ 無罪を…

再審フォーラムのご案内(再審と科学鑑定i )

再審フォーラムのご案内

冤罪と科学鑑定( 福井女子中学生殺人事件 )

再審フォーラム 冤罪と科学鑑定 ― 作り上げられた冤罪を暴く 福井女子中学生殺人事件 弁護士 島田広 福井事件については、冤罪防止コムもご覧下さい。 www.enzaiboushi.com/ フォーラム当日で使用される予定の資料です。 福井事件再審開始決定のポイント 2…

 再審フォーラム  恵庭OL殺人事件「被害者の遺体状態が新証拠」

再審フォーラム 「再審と科学鑑定」 恵庭OL殺人事件「被害者の遺体状態が新証拠」 札幌弁護士会所属 弁護士 伊藤秀子 『恵庭OL殺人事件―こうして「犯人」は作られた』 (日本評論社、2012) ja.wikipedia.org/wiki/恵庭OL殺人事件 以下は、当日配布…

  再審と科学鑑定 −作り上げられた冤罪を暴く−

冤罪フォーラム開催のお知らせ 以下の要領にて、フォーラムを開催します。 多数ご参加下さい。 再審と科学鑑定 −作り上げられた冤罪を暴く−2013年1月26日(土) 午前10時〜午後6時(午前9時30分開場) 専修大学7号館730教室 東京都千代田区…