2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

麻生鉱業と朝鮮人強制連行

西成田豊氏の論考を読んで (『世界』2009年3月号) 今時、「強行連行否定論」が公然と、総理大臣の教育係から語られているこの唖然としていたが、西成田氏の指摘は正鵠を得たものであり、歴史的な事実を踏まえていると確信する。 かって、林えいだい『…

 「国連人権規約委員会総括所見のもつ意義」のシンポに参加

2月26日東京三会の開催したシンポジウムに参加した。 講師:新倉修、寺西誠、海渡雄一氏と田鎖弁護士。 わが国の人権状況を国際社会がどのように評価しているかを、自由権規約委員会の総括所見から教えて頂いた。 主要かつ喫緊な個別的人権課題 1)取り…

『父とショパン』を読む

ある会合で、崔善愛さんにお会いした。 その折り、お書きになった『父とショパン』を入手した。 そして、ゆっくりと読んで、感じてみた。 自分の担当する授業科目と国籍が強く関連するところから 従前から興味と関心を持ち続けてきたこと。 体験者でなければ…

親子を分断する入管の人権感覚

わが国では、北朝鮮による拉致問題、中国のチベット政策、ミャンマーの軍事政権などが人権の問題として取りざたされることが多い。 しかし、日本は、人権後進国であることが自覚されていない。 2008年10月28日と29日に開催された国連自由権規約委…