袴田事件、DNA再鑑定書を読み始める(1)

 袴田事件

 検察官の依頼した鑑定人の鑑定書を読み始める。
 第1印象と疑問。
 違和感を禁じ得ない。

 この鑑定書には、基礎(検査)データが全く添付されていない。
 結論だけがもっともらしく書いてあって、データがないので、
 第三者による再検証ができない。
 鑑定結果は書いて無くともよい。
 とにかくデータが不可欠であり、
 これさえあれは、客観的な分析が可能となる。


 私は、この鑑定が鑑定書と評価しうる前提を欠いていると思う。
 科学とは、
 まず、すべての人が評価できるDATAを示すことであると思う。