隠されていた供述テープ(袴田事件)

 袴田巌は、無実である。
 12月22日には、DNA型鑑定結果が出て,そのことが証明されることを確信している。
 
 そいて、11月19日、日本橋公会堂で開催された「冤罪袴田事件の再審を求める市民集会」の参加者から衝撃的なニュースを聞いた。11月17日のNHKのラジオのNEWSで、袴田巌の供述(自白)の録音テープが存在しているというのだ。

 足利事件を脳裏をよぎった。
 しかし、隠されていたと言うことは、袴田に有利であるからに他ならない。

 そして、11月22日、新聞報道(朝日新聞)によれば、「テープは1本」だとある。4人が、殺害された事件で、テープ1本というのは、信じがたい。起訴後にも、警察が捜査もしてきたからである。

報道によれば、「検察はこれらの証拠(テープ1本。他にも公判未提出の供述調書など約10点)について、弁護団が再審請求で「捜査機関の捏造」と主張している「(犯人の)5点の衣類」とは無関係として非開示としているが、地裁は表題や作成日を12月2日までに明らかにするよう指示したという。
地裁のよる証拠開示命令を期待する。

ここでも一言、収集した証拠が開示できない理由は、どこにあるのだろうか。
先のゴビンダ事件でも記載したように、検察は、無辜の民を有罪にするために、証拠を隠すことが職務内容と考えている。

だから,冤罪が蔓延っているのだ。

最後に、前川事件の再審決定を期待している。