6月に初めての本因坊を獲得した山下敬吾が
「道吾」の号を襲名したとの記事に接した。
趙治勲と小学生名人として対局し、右辺で石が死んで
泣いていた彼を思い出す。
旭川の出身、「道吾」がふさわしい。
その二日後の、8月28日の記事を見てびっくり、当然か。
坂井秀至が碁聖位を獲得した。
灘高時代から、その頭脳は認められていたが、
医師免許を取得後で、このタイトル奪取はお見事。
師事していた、藤沢先生も「飲もう」と目を細めた事だろう。
碁を並べることもできない弁護士も、
「秀行先生の教え」を感得した。
坂井碁聖に
あり得ないことかもしれないが、碁が打てなくなったときには
名医になっていただきたい。