死刑の廃止に向けて
死刑の廃止に向けて
数冊の本を紹介。
辺見庸『愛と痛み』(毎日新聞社、2008)
自己陶酔の感あり
立ち後れている、わが国の生命倫理
加賀乙彦『ゼロ番区の囚人』(ちくま文庫)
医官としての経験が、このような作品に結実する
その才覚と見据えた志向
いつもながら、心を揺さぶられる。
坂口弘『歌稿』(朝日新聞社、1993)
古本屋で、入手した。
大学院の頃、望月先生宅でコンパの時に見た事件
あさま山荘事件
「総括」と「リンチ」
「幻想」
雷の落ちる音には驚かねど鍵開く音には驚かれねる
アーサー・ケストラー(西村克彦訳)『絞首刑』
(青林書林、1959)
事実は、すべてを論証する。
死刑執行の生理的事実
死刑の順番待ちにおかれた著者
この書物には、確かな真実がある。
マイケル・ギルモア(村上春樹訳)『心臓を貫かれて』
(文藝春秋、1996)
読み始めていたら、川崎協同病院事件の須田セツ子医師に対する最高裁の決定が郵送されてきた。
酷い。
これが、わが国の最高裁の決定なのだ。
Shoji YAZAWA(矢澤磤治)の1人旅