『カンボジアの戦慄』


カンボジアの戦慄』を読む。
 
  「キリング・フィールド」の続き
 ポル・ポトの虐殺の有り様を、
 細川美智子・井上一久
 『カンボジアの戦慄』(朝日新聞社、1980)で知る。
  細川さんと息子さん。
  よく生きていたものだ。

  これに関連して、
 バオ・ニン(井上一久訳)『戦争の悲しみ』
      (めるくまーる、1997)を一気に読んだ。
 ベトナムの内面がこれでしりうる。訳もすばらしい。
 帯に記載された「灰色の硝煙の彼方、忘れ得ぬ紅蓮の恋」が、
 本書のすべて。

  こんなブログを用意していたら、今日(2009年11月14日) 朝日新聞夕刊に
「絶とう 憎しみの連鎖 元カンボジア難民・久郷ポンナレットさん」
 の記事が掲載されていて驚いた。
  ポル・ポト政権下、両親ときょうだいの計6人を失ったという。
 キリング・フィールドの「語り部」になったという。
 『虹色の空』(春秋社、2009)を出版されたという。

  http://4travel.jp/traveler/arfa/album/10049656/
  http://www.kijikiji.com/colum/cambodia/killing.htm