川上四郎 『良寛さ』

 今年は、運が良い。
この3・4年来求めてきた、川上四郎の絵本を入手した。
ネットでも、古書店にも通ったが入手できなかったもの。

 川上四郎は、母校の先輩。
洗練されているとは想わないが、木訥として心を打つ。
 『良寛さ』は、重厚な良寛を想う心が書かれている。
 他の絵本とは、全く異なる。

 絵本が書ける画家の心髄を見ることができた。
         良寛のいきざま

    うづみ火も ややしたしくぞ なりにける
     をちの山べに 雪やふるらん