矢沢宰とふるさと(5) ー 杉沢橋 ー

 同じく
 兄の遺物の中に、『矢沢宰詩抄』を見つけた。
  
 その中に、「新潟名作慕情」(新潟日報9.10.10)があった。
 矢沢宰「風が」の切り抜きがはさんであった。
 
 宰の墓碑に書かれていた橋のことだ。
 ここでは、橋が杉沢橋であると書かれていた。

 そうかなと訝しく想う。 

 19歳の時の作品であるから
 自宅から、1.5キロ位離れていても
 この橋でも遠くはないかもしれない。
 
 でも、腰掛けるためには欄干が高い
 橋は、自宅から宮之原に行くために
 坂を下りた小さな橋のような気がするのだが。

 今度、杉沢に行き、河川改修で後影もない橋を見てこよう
 そして、「小さな橋」も。