名張毒ぶどう酒事件、「約束」上映


第二東京弁護士会人権擁護委員会,死刑制度廃止検討委員会 講演会


映画「約束」上映 !

    日 時  2015年 10月19日(月)午後5時30〜8時00分
 
   会 場 (霞ヶ関弁護士会館1003号室
      
      地下鉄 ■丸の内線,日比谷線,千代田線 霞ヶ関駅
          ■有楽町線 桜田門駅
                                   
 
 主 催:第二東京弁護士会 共 催:東京弁護士会第一東京弁護士会
 
問い合わせ先:第二東京弁護士会人権課 TEL. 03(3581)2257
   
 
 名張事件(名張・毒ブドウ酒事件)

 発生から44年目の2005年に再審開始決定。しかし,翌年取り消し,再審請求人 奥西勝さん

  ◆事件の発生 1961年3月28日,三重県名張市葛尾の公民館において開かれた三奈の会(三重県葛尾と奈良県葛尾の生活改善クラブ)の年次総会終了後,懇親会の席上に出されたぶどう酒を飲んだ女性5名が死亡,12名が重軽傷を負うという事件が発生。ぶどう酒から有機燐系農薬(テップ剤)が発見されたため,名張警察署は,殺人事件として捜査を開始。ぶどう酒を公民館に運んだ奥西勝さん計画殺 人として起訴された。津地方裁判所は,1964年12月23日,唯一の物証とされたぶどう酒ビン王冠の歯痕は,Oのものとは断定できず,またOの自白や奥西さんの犯行とする関 係者の証言は信用できないとし,無罪判決。しかし,名古屋高裁は,1969年逆転死刑判決。1972年,最高裁は,上告棄却,死刑判決が確定。
  ◆再審の経過奥西さんは,1973年(第1次)から再審請求申立を開。1997年,第6次再審請求。名古屋高裁は1998年請求棄却,1999年9月10日,異議申立を棄却。2005 年4月,奥西死刑囚の第7次再審請求に対し,名古屋高裁小出跎一裁判長は再審開始の決定。名古屋高検は異議申立。2006年12月26日,名古屋高裁門野博裁判長は異議申立を認め,再審開始の決定を取り消した。2013年10月16日,最高裁判所,特別抗告申立棄却。同年第8次請求申立。2015年5月15日取り下げ、同日第9次再審請求,現在に至る。

 『第9次再審請求の現在を語る』

   報告者:脇田敬志(奥西勝弁護団,当会会員)

   司 会:矢澤磤治(当会会員)